Flatt Security Blog

株式会社Flatt Securityの公式ブログです。プロダクト開発やプロダクトセキュリティに関する技術的な知見・トレンドを伝える記事を発信しています。

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プロダクト開発やプロダクトセキュリティに関する技術的な知見・トレンドを伝える記事を発信しています。

「推測不可能性」だけで安心?セキュアなURL生成について考える

多くのWebサービスにおいて、ブログ記事やドキュメントの公開・下書き共有のためにURLを発行する機能が存在していると思います。このようなURLに関して、第三者に知られたくない場合「推測不可能なURL」を発行するといったセキュリティ観点は広く知られてい…

Lambdaの落とし穴 - 脆弱なライブラリによる危険性とセキュリティ対策

はじめに こんにちは、株式会社Flatt Security セキュリティエンジニアの森岡(@scgajge12)です。 本稿では、AWS Lambda で使用するサードパーティーライブラリに脆弱性がある場合の危険性やそのセキュリティ対策について紹介します。 はじめに AWS Lambda に…

Webサービスにおけるファイルアップロード機能の仕様パターンとセキュリティ観点

はじめに こんにちは。株式会社Flatt Securityセキュリティエンジニアの村上です。セキュリティ・キャンプ卒業後、新卒入社組としてFlatt Securityでセキュリティエンジニアをしています。 本稿では、Webアプリケーション上で実装される「ファイルアップロー…

Node.jsのMySQLパッケージにおけるエスケープ処理だけでは防げない「隠れた」SQLインジェクション

※本記事は筆者styprが英語で執筆した記事を株式会社Flatt Security社内で日本語に翻訳したものになります。 TL;DR Node.jsのエコシステムで最も人気のあるMySQLパッケージの一つである mysqljs/mysql (https://github.com/mysqljs/mysql)において、クエリの…

Webサービスにおけるログイン機能の仕様とセキュリティ観点

はじめに こんにちは。株式会社Flatt Securityセキュリティエンジニアの村上 @0x003f です。 本稿では、Webアプリケーション上で実装される「ログイン機能」の実装パターンをいくつか示し、その「仕様の中で起きうる脆弱性」とその対策について解説していき…

技術ドリブンだった組織に顧客目線のサービス改善を導入する(およびMarkdown版報告書提供開始のお知らせ)

こんにちは。Flatt Security執行役員の豊田 @toyojuni です。 今回のブログでは「セキュリティ診断」サービスに関するお知らせに合わせて、Flatt Securityがどのようにお客様の声とサービス改善に向き合っているかを具体的に紹介したいと思います。 Flatt Se…

「開発者に寄り添ったセキュリティを世界中に届ける」Flatt Securityの挑戦

はじめに こんにちは、Flatt Security CEOの井手です。 本日、Flatt Securityは資金調達と今後の事業展開についてのリリースを出しました。 ずっと顧客の課題に向き合うことに集中して外への発信にあまり力を入れてきませんでしたが、拡大フェーズに入り採用…

セキュリティに全ての開発者が向き合えるようにする ― Flatt Security がセキュリティプロダクト事業を通して目指すこと

株式会社 Flatt Security 執行役員 CTO の米内です。弊社は「セキュリティの力で信頼をつなげ、クリエイティブな社会を実現する」というミッションの実現に向けてさらなる挑戦をするために、約2億円の資金調達を実施しました(プレスリリースはこちら)。 そ…

Webエンジニア向けセキュアコーディング学習サービス「KENRO」のトライアルを一般開放しました

弊社はWebエンジニア向けのセキュアコーディング学習プラットフォーム「KENRO(ケンロー)」を提供しています。この度、商談の中で限られたお客様にのみ提供していた「KENRO」のトライアル利用を無償・期間無制限で一般開放することとしましたので、そのお知ら…

CVE-2021-20181 の技術的解説

こんにちは。株式会社Flatt Securityセキュリティエンジニアの志賀(@Ga_ryo_) です。 本記事では、最近公開されたCVE-2021-20181の技術的な解説をしていきたいと思います。本脆弱性は、自分が発見し、Zero Day Initiative を経由してベンダーに報告しました…

セキュアにGoを書くための「ガードレール」を置こう - 安全なGoプロダクト開発に向けた持続可能なアプローチ

The Go gopher was designed by Renee French. (http://reneefrench.blogspot.com/) The design is licensed under the Creative Commons 3.0 Attributions license. 種々の linter が様々なプロダクトの品質を高めてきた、というのは疑う余地のない事実です…

上野宣が「KENRO」を受講してみた - セキュリティ教育のプロの本気レビュー!

2020年11月にβ版をローンチした「KENRO」。Webエンジニアがセキュアコーディングを習得するためのSaaS型eラーニングサービスであり、2021年4月の正式版リリースを待たずしてすでに大手企業を含め導入が始まっています。 同サービスには「開発現場にすぐに活…